モネ

ミュージアムパスをスーツ姿の黒人にかざすと「どうぞ、どうぞ旦那!!並ばなくていいんですよ、コイツらビンボーなアメリカ人団体観光客とあなた方は格違いです!!」ってな対応。 

もちろん並ばず、胸を張り、団体客の横を薄ら笑いで中に入ってゆく。まるで高須クリニックの理事長のような気分だ。

日本語ガイドを耳に掛け、いざ睡蓮の部屋に入る・・・。 ちょっと待って・・・緊張する。 モネが目前とか、夢じゃないの?? 本当に河崎君には悟られたくないけど、ドキドキして凄い状態だ。 入る前から「生きててよかった」と思っている。 

実はこの美術館、1999年8月から改装のため休館が続いていた・・・しかし2006年5月、長きの沈黙を破って再オープンした・・・。 もし6 年早く来ていたら見れなかったのだ。 そんな事を考えると本当にこの時期にパリに来てよかったよ・・・。「印象派」好きなら失神する程の美術館・・・モネ が死ぬまで筆を入れ続けた睡蓮・・・。(本当に泣けてくる)

ゆっくりと第1の部屋に入った。 もぅため息しか出ない・・・。
滲み出そうな熱い涙とため息だ・・・。


本物の睡蓮の前に立っているなんて。 本当にもう言葉にならない・・・。 印象派が好きな人なら分かると思うが、この光の表現、この画を超えた瞬 間の描写力・・・。そしてこの愛に満ちた魂震わす筆の動き・・・。 もぅ、これは地球のものではない。 人間はこういうことが出来るのだ。息苦しいほどの 嬉しさに包まれている。

今、モネの睡蓮に包まれている。 恍惚といえば良いだろうか・・・。 それ以上ならば何と表現すれば良いのか・・・

モネはオランジュリーに対し、「自然の陽光が充分に入る美術館にして欲しい」と望んでいた。 この画の発色は「陽光」で見て欲しいとモネが言っているのだ。

オランジュリーは改装され、充分な陽光が射している。



ちゃんと見えているよ。 モネ先生・・・。



この美術館、睡蓮だけではない。 下の階に降りた僕と河崎君・・・。当たり前ではあるがお互い微妙に芸術観のツボが違うので、画を見るときは別行動をしている。 こういうものは自分のペースで見るものだ。

互いに鑑賞しないのがフランス式。

オーガズムに達した後の僕の目の前に、更に追い討ちをかけて僕を刺激する恐ろしいものが現れた・・・。 口が開いてしまった・・・。 まさか・・・まさかここで貴方に会えるとは・・・

僕は心の準備が全く出来ていなかった。 突然殴られた感じでよだれを垂らしそうな放心状態で立ち止まっている・・・。


せっ・・・セザンヌだ・・・。

コメント
コメントしてあげる








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック


カレンダー

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

K-POP TOP20

トロット放送

suuのおすすめKPOP

為替レート

記事

記事の種類

バックナンバー

読者様のコメント

リンク

suuちゃんとは??

サイト内記事検索

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM