ソウル市立美術館

昨日は激しく殴りあったのだろうか、身体の何箇所にあざが出来ている。 なんだか、プチ合コンみたいで楽しかったが・・・楽しいばかりでもなく、色々と考えることが多かったのだ。

本来ならば日本人と韓国人が酒を酌み交わす場合、両国の間に存在する「高い塀」を感じるのだろうが、僕の場合、本音で話し込めば話し込むほど、一体、日本人と韓国人の区別ってなんだろう・・・とその部分ばかりが肥大化していくのだ。

更には、国って一体何なんだ・・・という言葉が何度も頭の中に現れる。 我々日本人は戦後、"日本人"を演じているだけではないか・・・また、韓国人だって"韓国人"を演じさせられてるだけじゃないか・・・と思うのは僕だけではないと思う。

日本人と韓国人・・・過去から続く摩擦はいつも、お互いが見えない同士での、「弓」対「弓」の戦争なのだ。 相手が良く見えない高い塀の上に無数の矢を射て、相手が死んだかどうかもよくわからないが、それなりの被害が出ているだろう・・・という満足感だけでやりあっている。

最近では、お互いに「情報という名のはしご」をかけて、塀の上に登って弓を射るものも出てきたが、"もろいはしご"つまり間違った情報に足を掛けている奴はそのまま落ちて死んでしまう。

僕は15年以上リアルタイムで最近の日韓摩擦を全て見てきたが、こういう輩は好戦的な姿勢を見せているくせに、決して相手の領地には入ろうとしないのだ。 「相手の領地に入って抜刀したならば無数の矢に刺され死んでしまうぞ」と高い塀に書いてあるのをいつも見て、感じているからだ。 


誰がこんな高い塀を作り、そんな落書きをしたのか・・・。 書くだけ野暮だが、生身の韓国人と心を通わせ合い、考えて欲しいものだ。



「ヨボセヨ・・・なんで俺はあざだらけなんだよ!!」
「知るか!!今忙しいんだよ」
「お前、俺が酒弱いって知ってて飲ませすぎんなよ、俺はかわいそうなチョッパリだ・・・」
「どうせ仁寺洞あたりでコケたんじゃないのか??」
「ふざけんな!! お前がコケてろ!!」

ガチャッ(電話切った)



支庁駅の地下で、また「ビタ500」を買って飲んでいる・・・。 コレを飲むと何故か調子がよくなるのだ。 韓国にはビタミン系のドリンクがここ10年でどっと増えたが、このビタ500だけは、効くのが体でリアルに実感できる。 

少し前に韓国の新聞に載っていた記事だが、商品の名称にビタミンの含有量を示すような数字をつけたドリンクが韓国にも多いが、殆どがそれ相応のビタミンが含まれていないらしい・・・。 そんな中、ビタ500はちゃんと「500」入っているらしい。 最近では韓国では超有名な「ビタミンCレモナ」までドリンクタイプか出ている・・・。



12番出口を出て、左に折れると、徳寿宮の壁を見ながらソウル市立美術館への道が現れる。




鳥が鳴く声を聴きながら、韓国の心に触れに行くのだ。 

昔から韓国の芸術は「あまりにも素晴らしすぎる」と思っている。 韓国の芸術は爆発どころじゃなく爆発しているのだ。 骨のある芸術家かが多く、見ていてハラハラドキドキしたり、なんともいえない精神世界や情緒をロケットランチャーでブチ込まれるのが韓国芸術の世界・・・。 

韓国という国を知っている人間ならば、一枚の抽象芸術の前でむせび泣くことだってあるだろう・・・。 韓流ドラマや最近の娯楽映画なんか「嘘っぱち韓国」で軽々しいが、韓国画壇は重厚でリアルで、まさに韓国の中の韓国だと言える。



ソウル美術館ではロダン展をやっている。 日帝時代、裁判所だった建物だ・・・。



日本人は「ロダン」って呼ぶのに韓国では「ロデェン」なんだね・・・。

勿論、ロダンは素晴らしい・・・Parisのロダン美術館で見れなかった多くの作品を見ることが出来、鳥肌全開大満足だ。 ロダンの事についてここで語り始めたら止まらない・・・(また今度フランス紀行で書きます)

しかし、今日のsuuはフランスモードではない。 完全に大韓スイッチが入っているのだ。 僕が大好きな国、韓国・フランス・チェコ・日本・ドイツ・イタリア・・・・ここから吸収したエキスと自分の感性を絵の具のように混ぜ合わせながら今、僕は生きている。 これらの国の共通性は「恐ろしいほどの表現力」である。

今日、同時にやっている展は、涙が出るほど好きな二人なのだ。

韓国画壇の巨匠、呉承雨と千鏡子だ・・・。(誰がわかるんだよ)

まず、呉承雨について少しだけ触れたい。 彼は韓国芸術を50年牽引している誰もが認める巨匠だ。 もともと西洋画家の家庭に生まれ、父と同じ油彩のスタイルだが・・・彼の絵にはあふれ出す東洋の気迫が感じられる・・・。 

そう・・・呉承雨も僕も、同じ目線で東洋を見ているのだ・・・。 僕は昔から、崇禮門の周りにオーラが見えていた。 この呉承雨も、建築物の周りに見えるオーラをそのまま絵の具で書いてしまう画家なのだ・・・。



非常によくわかる! って心の中で叫びながら見ている。 この作品は、建物と山が一体化し、同じオーラを出している様を描いている。 まさに、感性のまま筆を振り抜いた、豪快な描きっぷりだ。 これほどストレートにキャンバスに叩きつけられると、写真や映像の世界は、いつになれば絵画を超える事ができるだろうか・・・と考えさせられる。

この方は徹底的にシリーズもの書くスタイルで、現在は抽象絵画を書いているようだ・・・。 ただ、前々から目の具合が悪く、失明の危機の為、7回以上目の手術をしているという・・・とても心配だ。(書き始めたら止まらないので次に)

次は、日本人もよく知っている、千鏡子だ。 韓国の女流画家の代表格だし、韓国画壇のトップだからね。 ソウル市立美術館では、常設展として「チョンキョンジャの魂展」をやっている。 この千鏡子の恐ろしいデッサン力と、なんともいえない・・・精神の根底から染み付いた西洋の香りは、見るものの口をポカーンと開けてしまうだろう・・・。 



まず、ダリと同じように、この人の書く線はあまりにも素晴らしい。 何となく落書き程度に描かれた画が出している「線の按配」に痺れてしまうほどなのだから・・・。 そして次に、独特な・・・なんともいえなく品のある、全く無駄のない、センス良過ぎる色使いだ・・・。 欧州の乾いた風・・・なんだろう・・・何ともいえないチョンキャンジャな風を感じてしまう・・・。 



こういう画家は少ないのだ。 シャガールやダリを見て、身震いがするように、千鏡子を見ると、なんともいえない赤ワインのような芳醇な香りがブァーっと来る・・・。 何枚もの似たような画が立て続けに並んでいても、絶対千鏡子は分かる!! それほどまでにこの千鏡子の画には「香り」があるのだ。



いゃあ、素晴らしい!! ソウル美術館・・・安い・快適・素晴らしい!!の三拍子だ!!!!

コメント
呉承雨さんの大ファンです。
情報を探していて、このブログに当たりました。
嬉しいです。
  • さとこ
  • 2014/12/02 9:26 PM
なるほど…生まれながらというところがカッコイイですね。 呉承雨って日本の一般ピープル向けじゃないですよね…。 最近の画風は本当に精神世界というか、胎内から見たこの世でもない世界…というか、そんな人間の原点を感じさせるようなものがありますが、やはり凄いですね。
  • suu
  • 2010/05/31 8:29 PM
呉承雨のファンなんですねー。
日本での方が評価が高い(正当に評価
されている)アーティストだと
うちのカレ(弘益大卒)が言ってました。
うちのカレ曰く、韓国で唯一の
生まれながらの印象派だとか。
コメントしてあげる








   
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